これは何か(概要)
一言で言うと
agent-team-pack は、Claude Code(Anthropic の CLI エージェント)を日常的に・複数並行で運用する人のための 運用基盤パッケージ です。 「セッションが増えすぎて目的の会話を claude --resume から探せない」「セッションをまたぐと文脈・決定が消える」「管理ツールがバラバラ」という 3 つの痛みを、ひとつのパッケージで解決します。
リポジトリ自体が Claude Code のプラグイン兼ローカルマーケットプレイス になっており、bash install.sh でプラグインとして導入できます。
設計上いちばん効いている前提:「ツールは LLM を呼ばない」
このパッケージの最大の特徴は、同梱ツールが一切 LLM API を叩かないことです。記憶の索引・検索、ダッシュボード、フック、セッション操作はすべて
- ファイルの読み書き
- SQLite(FTS5 全文検索)
greptmux
だけで実装されています。その結果、ツールを常時動かしてもサブスクの外に追加課金が発生しません。
NOTE
「追加課金ゼロ」とは 同梱ツール自体が LLM を呼ばない という意味です。 エージェント(Claude 本体)が動けばサブスクの利用枠は通常どおり消費されます。 このパッケージが消すのは「ツールのための上乗せコスト」であって、エージェント実行そのものを無料にするものではありません。 要約・統合といった知的作業は「セッション内(=サブスク枠)」で行い、候補列挙・検索・索引はローカルツール(=課金ゼロ)に分業させる、という役割分担が全体を貫く思想です。
解決する 3 つの痛み
| 痛み | このパッケージのカバー方法 |
|---|---|
セッションが増えすぎて claude --resume から目的の会話を見つけられない | プロジェクト横断でセッションを一覧・全文検索・稼働中/過去を判定。resume コマンドをコピーして即再開。使わないものはアーカイブ(可逆) |
| セッションをまたぐと文脈・決定が消える | Markdown を真実源にした永続記憶(FTS5 全文検索・日本語対応)。セッション終了フックで自動再索引、開始フックで自動想起注入 |
| 管理ツールがバラバラで繋ぐのが面倒 | セッション/記憶/タスク/監視を 1 つのダッシュボードに統合 |
何で構成されているか
agent-team-pack/
├ memory_system/ 記憶層: Markdown 真実源 + ローカル FTS5 検索インデックス(Python)
├ dashboard/ 監視ダッシュボード: タスク/セッション/検索 を読み取り表示(Node 標準のみ)
├ hooks/ SessionStart / Stop フック(自動想起・自動再索引)
├ skills/ recall / remember / memory-gc / ask-local / codex-review
├ scripts/ 運用スクリプト: セッションのアーカイブ/復元、秘密混入チェック
└ .claude-plugin/ プラグイン & マーケットプレイス定義各コンポーネントの詳細は以下を参照してください。
- アーキテクチャと設計思想 — 全体構成・データフロー・5 つの設計原則
- 記憶層 (memory_system) — FTS5 索引・差分同期・日本語検索・書き込みルール
- フック(自動想起) — stdout 注入による LLM 非依存の文脈復元
- スキル群 — recall / remember / memory-gc などの動作
- 監視ダッシュボード — read-only サーバーと API、セッション検出ロジック
- 導入・設定・運用 — install.sh / config.json / セキュリティガード
動作に必要なもの
| 用途 | 必要なもの |
|---|---|
| ダッシュボードを動かす | Node.js 20 以上(本体は標準ライブラリのみ・テストは node:test) |
| 記憶層を使う | Python 3(FTS5 が有効な SQLite。標準でほぼ有効) |
| プラグインとして導入する | Claude Code CLI(claude) |
| 「エージェント」タブで稼働状況を見る | tmux(agents という名のセッション。任意) |
まず触ってみるだけなら何もインストール不要 ——
dashboard/demo.htmlをブラウザで開くだけでサンプルデータ入りの画面を確認できます。
想定する 2 つの導入経路
A. ダッシュボードだけ動かす(最小)
git clone https://github.com/dbtnrobo/agent-team-pack.git
cd agent-team-pack/dashboard
cp config.example.json config.json # プレースホルダを自分の環境値に置換
node server.js # http://127.0.0.1:8080B. フル導入(Claude Code プラグイン)
git clone https://github.com/dbtnrobo/agent-team-pack.git && cd agent-team-pack
bash install.sh "チーム名" # 依存チェック → plugin 導入 → config.json 自動生成install.sh が環境値(HOME・記憶ディレクトリの自動検出)で config.json を生成するため、B 経路はプレースホルダの手作業なしでそのまま動きます。